甲状腺機能検査のため、血液検査とエコー検査に行ってきました。
こんにちは、ゆららです。
前回の記事で「甲状腺が腫れている」を指摘されたこと、
「そういえば思い当たるかも~」といったことを書きました。
ちなみに、甲状腺は喉のあたりにあります。
(出典:長崎甲状腺クリニック)
*
そして先日、検査に行ってきました!
実は、最悪のことを考えたりして、なかなか足取りが重かったりして。。
病院に着き、受付に行きました。
「はい、今日は検査ですね~。しばらくお待ちください。」
ほどなくして名前を呼ばれ、検査技師の方と一緒にエコー室へ。
甲状腺エコー検査
甲状腺のエコー検査では、いろんなことを調べます。
・甲状腺の大きさ
・腫瘍があるかどうか
・リンパ節の腫れ
私はやはり「腫瘍があるかどうか」(甲状腺がんになっていないか)心配でした。
*
検査室に入り、ベッドの上に仰向けになりました。
技師の方から
「喉をしっかり出してくださいね~」
「15分くらいかかります」
と言われました。
私は「どうぞ、しっかり診てください!」と、どーんと構えて待ちました。
部屋が暗くなって、だんだん眠くなってきたりして。。。(^_^;)
ゼリー状のものを塗ってもらい、検査開始。
ウトウトしているうちに「はい、お疲れさまでした~」という声とともに終了。
「結果が出るまで、待合室でお待ちください」とのこと。
血液検査
1週間前に内科を受診したとき、血液を3本ほど採りました。
「何日かかかるので、エコー検査の時に結果が出ます」とのこと。
つまり、すべての結果が今日、出揃うというこです!(ドキドキ・汗)
血液検査で調べる内容は、以下の3種類の数値です。
2種類の甲状腺ホルモン(T3、T4)
・T3 ・・・3つのヨウ素を持つトリヨードサイロニン
・T4 ・・・4つのヨウ素を持つサイロキシン
脳下垂体から分泌される物質(TSH)
・TSH ・・・脳下垂体から分泌される甲状腺を刺激するホルモン
上記2つのホルモン分泌を調節している。
そもそも、甲状腺ホルモンの働きとは?
甲状腺ホルモン(*T3,T4)は、血液の流れに乗って全身の細胞にはたらきかけ、新陳代謝を活発にするはたらきをしています。
また、骨や神経、精神状態にも関わり、子どもの成長や発育を促進するなど、人間が生きていくうえで必要なホルモンです。(出典:甲状腺がん.hhc)
つまり 甲状腺がないと、人間は生きていけない ということです。
甲状腺ホルモンは、多すぎても少なすぎても良くない
普段、T3、T4という二種類の甲状腺ホルモンが、私たちの生命維持のために活躍してくれています。しかし、甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても良くありません。
甲状腺ホルモンが過剰な場合
甲状腺ホルモンが不足する場合
甲状腺にしこりができる病気
・結節性甲状腺腫・・・良性の甲状腺腫、悪性腫瘍(甲状腺がん)など
甲状腺について今までよく知りませんでしたが、絶妙なバランスで私たちの体を守ってくれていたんだなあ~と知りました。(甲状腺、ありがとう!笑)
結果発表
待合室で しばらく待っていると、看護師さんに再び呼ばれました。
診察室へ、おそるおそる入っていくと、
「あなたの言ってたとおりだったよ、数値が出たよ~!」と、先生。
私の場合、
・T4(甲状腺ホルモン)の数値が基準よりも下がっている
・そのため、TSH(甲状腺を刺激するホルモン)の数値がとても高い
結論として「甲状腺機能低下症」でした。
*ちなみに、気になっていた「しこり」は無かったそうです。ホッ(^^ゞ
甲状腺機能低下症の治療方法
ホルモンの分泌が少なくなっているため、ホルモンと同じ成分のお薬を毎日服用します。
しかし、のみはじめは薬が体に合っているかどうか確認する必要があります。
お薬が合っていれば、それを続けて服用します。
というわけで、まずはひと月分を処方してもらいました。
数ヶ月後に、再び血液検査をして、甲状腺ホルモンの数値を確認します。
長いお付き合いになりそうですが、まずは お薬を毎日きちんとのんで、生活を整えることが基本となりそうです。
甲状腺の病気と間違えやすい病気
実は、私は何ヶ月も「おかしいな~」と思いながら別の治療を受けていました。
私の症状は、とにかく「だるい」だったのです。
夜、たくさん寝ても、とにかく「だるい」。
昼にたくさん活動すると疲れてしまい、起きていられない。
それから、困ったことに「ナゾの体重増加」がありました。
そんなに食欲はなくって、大食いしたわけでもないのに、不思議に体重が増えました。
「運動不足かな?」と思い、痩せようとウォーキングしたりすると「めまい」が。
も~、踏んだり蹴ったりです(;´Д`)
「私はそんなに食べてないのに・・・ぜ~ったいに、おかしい!!」(ぷんぷん!)
それもまた、「なにかヘンだぞ?」と思ったきっかけでした。
そう思って、調べてみると・・・
やはり、甲状腺の病気を最初から疑う人は少なくって、それぞれの症状から、違う科にかかる人が多いらしいです。
下の表は「最初、甲状腺の病気とは思わなかった」症状の一覧です。
こうしてみると、甲状腺は「体のデパート」のように、体中の調節をしていることがよく分かります。
本当に、その病気かもしれませんが、もし長引いたり「なにかヘンだぞ?」と思われたら、甲状腺の検査をしてみるといいかもしれません。
甲状腺は何科でかかるの?
甲状腺は内科のうちの「内分泌科」になります。
お近くの内科で診てもらえるか尋ねてみたり、または紹介状を書いてもらって総合病院へ行かれると良いと思います。
(出典:全日本民医連 )
診察科 | 症状 | |
内科 | 循環器科 | 徐脈、狭心症、心不全 |
消化器科 | 便秘、食欲低下 | |
神経科 | 筋力低下、めまい、筋肉痛、けいれん | |
血液内科 | 貧血 | |
腎臓内科 | 顔面浮腫(むくみ) | |
整形外科 | 関節痛、筋肉痛 | |
精神科 | うつ状態、認知症 | |
皮膚科 | 毛髪脱落、皮膚の荒れ | |
耳鼻科 | めまい、嗄声(しわがれ声) | |
婦人科 | 月経過多、無月経 |