フリースクールの先生が家庭訪問してくださいました。
こんにちは、ゆららです。
先日、不登校の小・中学生を対象としたフリースクールの先生と面談してきました。
まだお若くて優しい、女性の先生です。
小学校~中学校までの出来事を話し、息子の状況を聞いてもらいました。
すると「一度、お子さんとお会いしたいです」と言ってくださいました。
そして、約束していた今日、先生が自宅まで来てくださいました。
ところが、息子はとなりの部屋にこもったまま、出てきません。
先生は「そのままでいいですよ~」と自己紹介をはじめました。
そのうち、息子はすこーしずつ顔をのぞかせて・・・
やっと、最後に姿を現しました。
部屋の片隅にアニメのキャラクターグッズが飾ってあるのをみて、
先生が「わー!これ知ってる!」と話したところから、話が弾みました。
しばらくアニメの話題で盛り上がったあと。
息子は自分の胸の内を語りはじめました。
「不登校って辛いです」
「友達は毎日学校へ行くのに、自分は罪悪感ばかり」
「でも、学校へ行くほどには精神的に強くない」
初対面の先生だけれど、息子はぽつりぽつりと、でもたくさん話しました。
「この先生だったら信頼できる」と思ったのでしょうね。
しばらく話をしたのち、おもむろに先生が切り出しました。
「ねえ、高校はネットコースなら大丈夫?話を聞いてみたい?」
すると、息子は下を向いて急に黙り込んでしまいました。
あとから先生に聞いたのですが、どうやら鳥肌が立っていたようです。
そのくらい、緊張してしまったのね・・・。
今日は初対面の先生に会って、いっぱい話せた。
あんなに人間不信だったけれど、先生には心を開くことができた。
それだけで、がんばったね。
先生は「いろんな道がありますから、あせらないで」と、私にアドバイスしてくださいました。
実は、親も緊張した、今日の家庭訪問。
先生によると、中には会うことすらできないお子さんもいるようです。
だから、今日は上々の出来だったみたい。
先生を見送ったあと、息子は疲れて眠ってしまいました。
よほど緊張していたのでしょう。
戦士の、つかの間の休息。
彼の歩みを、ゆっくり見守っていきたいと思いました。